団体や個人をお祝いする祝賀会を成功させるには、どのような準備をすればいいのかとお悩みではありませんか?
祝賀会は大きなイベントであり、かしこまったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。規模が大きくなればなるほど準備や進行がたいへんではあります。
しかし、祝賀会は成功させるコツをつかめば難しいものではありません。こちらでは、祝賀会の基本的な流れや、準備の進め方、成功させるコツ、祝賀会を盛り上げる余興について解説いたします。盛り上がる余興「餅つき」についてもご紹介いたします。
目次
何かの受賞や記念などの出来事をお祝いするための会を祝賀会と言います。祝賀会と呼ばれるものは幅広く、国から勲章や褒章を授かったり、功績や才能が認められ表彰されるなど貴重なものから、記念日や卒業など身近なものまで、いろいろなものがあります。例えば、
・叙勲祝賀会、受章祝賀会:国から勲章や褒章を授かった方をお祝いする
・受賞祝賀会:特定の分野での功績や才能が認められ表彰された方をお祝いする
・周年記念祝賀会:企業や学校などの団体の創立を記念して行う
・記念祝賀会:就任や退任、出版などを記念して行う
・卒業祝賀会:卒業生たちをお祝いする
・優勝祝賀会:競技の勝利をお祝いする(祝勝会とも呼ばれる)
などがあげられます。
こちらは一例で、祝賀会の流れは自由に決めることができます。企業の創立記念日の祝賀会であれば、企業の歴史を振り返るビデオを流したり、特定の人をお祝いする祝賀会の場合は、本人の挨拶や電報が紹介される場合もあります。祝賀会は主催者、本人、招待客などが喜びを分かち合うために開催するもので、内容はそれぞれで決めることができます。
予算や日程をある程度決めたら、開催日4か月前くらいから会場選びをします。会場選びはステージや表彰台などを設置できるスペースが十分にあるかを踏まえて、予定している招待客の人数よりも余裕があるようにすること、アクセスしやすい場所にすること、などを基準に考えるといいでしょう。
場所と日程が決定したら案内状を、開催日2~3か月前に招待客へ送付します。そして1か月前までに出欠確認が取れるよう、返信用はがきを同封しておきます。
祝賀会の準備には、前項で述べたように会場の手配、案内状の手配、プログラム決め、余興の準備などがあります。準備期間の時点で、全体のスケジュールの見通しをたて、予算的にも時間的にも、ゆとりのある計画を立てましょう。余裕のある計画を立てておけば、急な変更などにも対応できます。
例えば、祝辞をお願いする方には1か月前にはお願いします。万が一、断られてしまった場合は、時間的に余裕があれば他の方にお願いするなど対応ができます。
祝賀会当日のタイムスケジュールは詰め込み過ぎず、少なすぎず、パーティーの開宴から閉宴までゆとりのある内容を計画するといいでしょう。
もうひとつ重要なのは会場選びです。予定している招待客の数よりも余裕のある広さであることを基準に選びます。表彰や余興をプログラムに入れることを想定して、ステージや表彰台などを設置できるスペースが十分にあるかを考慮することがポイントです。
そして立地が良く、アクセスしやすい会場にすると招待客も参加しやすいでしょう。
また会場の雰囲気がいいこと。落ち着いた雰囲気で、清潔感があり、天井が高くて開放感がると、お祝い事のパーティーに向いています。
そして会場で使用できる音響や映像設備、スポットライトなどの照明設備についても確認するといいでしょう。 可能であれば下見をしてから決めることをおすすめします
祝賀会は、功績を称える特別なイベントなので、会場や表彰台を華やかに飾るのもいいでしょう。
そして、盛り上がる余興を企画します。余興には、マジックショーやカラオケ、ビンゴゲーム、サプライズプレゼント、鏡開き、餅つきなどがありますが、今回は、餅つきについて詳しくご紹介いたします。
おめでたい祝賀会を盛り上げる余興「餅つき」についてご紹介いたします。まず祝賀会で餅つきをするには次のような準備が必要です。
【餅つきの準備】
【前日】
1.餅つきに必要な道具(杵、臼、蒸し器、かまどなど)や材料(もち米、きなこ、あんこなど)を準備する
2.もち米を水に浸す
3.木製の臼と杵の場合、臼に水を入れて杵を浸す(水を吸わせることで木が割れにくくなる)
【当日】
4.臼や杵を温めるためのお湯と、もち米を蒸すためのお湯を沸かす
5.臼と杵、手桶水、杵の先を湿らすお湯を準備する
6.もち米を蒸す
7.前日入れた臼の水を捨て、臼に熱湯を入れ、杵と一緒に温めておく
もち米の洗い方は、ボウルにもち米がかぶるくらいの水を入れ、手早くすすぎ洗いをして、水を捨てます。新しい水を入れ5本指を使い回しながら洗い、白く濁ってきたら水を捨てます。これを2~3回繰り返します。新しい水を入れ、一晩おきます。もち米は水を含むと膨らむので、たっぷりと水を入れるといいでしょう。
餅つき当日にもち米の水気を切り、沸騰したお湯にかけ強火で45~60分程蒸します。
餅つきは温まった臼と杵で、熱々に蒸されたもち米を熱いうちにつくという時間との勝負です。そのためもち米を蒸す、臼と杵を温めるタイミングを合わせるのがポイントです。
準備ができたら、さっそくお餅をつきます。
【お餅をつく】
受賞者の方に餅つきをしていただくと会場はとても盛り上がります。
お餅ができたら、招待客の皆様に振る舞うのもいいですし、お土産としてもたいへん喜ばれるでしょう。
餅つきの手順を解説いたしましたが、すべてを自分たちで行うのはちょっとたいへんそう、難しそうと、思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような時は、「餅つき出張代行業者」を活用すると便利です。こちらでは、餅つき出張代行業者について解説いたします。
餅つきに必要な道具はたくさんあります。まずお餅をつくための道具の臼と杵、もち米を蒸したり、お湯を沸かすためのかまどや羽釜、コンロ、蒸し篭、寸胴鍋など大きな道具から、ざる、ボウル、ひしゃく、手桶といった小物まで。これら餅つきに必要なものをすべて揃えるには、時間や手間がかかります。そして餅つきの工程も多く、相当な労力を要します。慣れていない場合は手間取ってしまうかもしれません。
そこで、餅つき出張代行業者を活用すれば、餅つきの道具や材料の準備、餅つきの運営、後片付けまですべてを安心して任せることができます。餅つき出張代行業者は餅つきのエキスパートなので、餅つきをスムーズに進行することができます。受賞者の方にも実際に餅つきを体験していただくことで会場は盛り上がりお祝いムードで一色になるでしょう。
祝賀会は、国から勲章や褒章を授かったり、特定の分野での功績や才能を認められ表彰される貴重なものから、企業や学校の創立記念日、就任・退任記念、誕生日、卒業など身近なものまで、個人や団体をお祝いするための会です。お祝いされるご本人様、招待客の皆様、主催者側関係者など、皆様で喜びを分かち合えるような会になるといいですね。お祝いの会をいっそう盛り上げる余興をプログラムに入れたり、サプライズで企画するのも喜ばれ、記憶に残る、特別な祝賀会となるでしょう。
準備の段階から、当日のタイムスケジュールも含め、ゆとりのある計画を立てて祝賀会を成功させましょう。